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吉原の歴史 Ⅲ
吉原の営業時間はどうだったのでしょうか?
吉原の営業時間は、昼見世が正午ごろ(昼九つ)から午後4時(七つ)ごろまで。夜見世は午後6時(暮六つ)から午後10時(夜四つ)までという事になっていました。ただ実際は、午後10時に大門が閉ざされていただけで、午前0時(暁九つ)まで営業されていたようです。
夜見世が始まる午後6時には、「清掻」といって遊女屋が一斉に三味線を弾く習わしがあり、それが営業開始の合図でした。そして閉店(引け)の午前0時(暁九つ)には、拍子木を4回打ち、あらに続けて九つ打ったといわれています。
営業時間は、現代の風営法より厳しかったようですが、営業開始の合図が三味線であったというあたりに、なんともいえない風情を感じます。
- 2012年4月 1日
- ブログ | 風俗・水商売の歴史
- Posted by:風俗営業許可のcatch行政書士事務所
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